オモハラみんなのフォトアルバム Vol.95
1980年、原宿駅方面の表参道。街を散策している時に撮った写真です。歴史を感じさせる石垣がある中で、さまざまな人が画の中に収まる瞬間を撮りました。昔の表参道は青山の方からずらっと石垣が続いていたんです。青山方面は武家屋敷がたくさんあった歴史の名残りでもありますが、1920年の明治神宮創建の際に格式ある参道として意匠を持って整備されたんだと思います。この石垣たちはどこに持っていかれたのでしょうね?
この階段の向こうを歩いていくと、「ブラームスの小径」や「モーツァルト通り」へと続いている、原宿駅へ抜ける裏道がいくつかありますよね。危ない人がいたりとか、事件があったとかではなかったんですが、裏道は細くて暗かったのでちょっと通るのを憚られるような雰囲気があったのを覚えています。
現在の神宮前1丁目、アルテカプラザ原宿付近。表参道沿い原宿駅方面へと続く道すがらの写真です。立派な石垣と、階段に腰掛けているのは何やら商品を売っている露天商。今の表参道とはまた趣の違う、牧歌的な雰囲気が漂っていますね。歴史ある石垣と当時の若者たちが入り混じる風景は、まさにこの時代ならではのコントラストです。「車両通行止め」の立て看板はもしかしたら、当時施行されていた歩行者天国(ホコ天)のときのためにあったのでしょうか?などといろいろと時代背景を想像させてくれる一枚。
写真と同じ場所の現在は?
現在は石垣はすっかりなくなり、周辺は近代的かつ洗練された顔つきに変貌しています。しかしながら、階段は当時の場所のまま拡幅されており、石段の一部にその歴史の名残りがみてとれますね。奥に映る建物も三角屋根の家らしき建物から、四角いコンクリートの建物に造形が変わっていて時代の流れを感じさせます。

さすがに、通り道でもある階段に座り込んで物を売る豪快な露天商を見かけたことはありませんが、当時の自由な雰囲気にもちょっと憧れてしまいますね。ちなみに提供者の髙橋さんが当時はあまり通りたくなかったという道、OMOHARAREALのInstagramで原宿駅竹下口から竹下通りをあえて通らない“裏道散策ルート”として紹介しています。
OMOHARAREALでは過去の表参道・原宿(オモハラ)の街の写真と思い出を集めています。『Chapter 1』〜80's(公開中)と、『Chapter 2』90's〜にぜひご参加ください!
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