オモハラに巨大ストリートアートを
ビームスT 原宿で行われた『I’m your VENUS』、COMMUNE 246で行われた『A Piece for a day』など、気軽に立ち寄れる空間での個展を開催することでオモハラに訪れる人々を楽しませている長場氏。NYやロンドンなど世界中から個展の誘いが絶えぬ状況だが、今後もこのエリアを自身の作品発表の拠点にしていきたいと語る。
ビームスT 原宿で行われた『I’m your VENUS』
「表参道・原宿エリアは今も昔も常に何か新しいものが生まれているおもしろい街。僕も美大生の頃はスパイラルやワタリウム美術館で、20代の頃にはストリートアートを探し歩いて刺激をもらいました。最近でもBLUM&POE 東京で開催されていたリチャード・プリンスの『New Portraits』なんかを観て衝撃を受けたりしています。感度が高く新しいものを探している人が集まるこの街で、僕も誰かに刺激を与えられたら名誉なことだと思っています」
COMMUNE 246内のMidori.so2 GALLERYで行われた『A Piece for a day』
アートを鑑賞することはもちろん、30代半ばから仲間と一緒にスケートボードを始め、自身の肉体でストリートカルチャーへの理解を深めるなど、独自の方法で進化を続けている長場氏。今後、オモハラエリアでどんなことを仕掛けてくれるのだろうか。
「先日NYに行ったとき、ビルの壁にバリー・マッギーやOBEYの巨大な作品が描かれているのを見て感動しました。僕がそういうことを表参道・原宿エリアでできたら夢のようですね。この街の人たちなら面白がってくれると思うんで、どこか壁にイラストを描かせてくれるビルがあったら教えてください(笑)」
NYのビルの壁面に存在するOBEYの作品
出展:olivejuuuuice