ASICS × HIDDEN NY 原宿ポップアップ「GEL-KINETIC 2.0」世界先行公開&販売と展示ツアーの全貌公開
世界中に散らばるストリートカルチャーの文脈を拾い集め、繋ぎ、育んできたNY拠点のグローバルコミュニティ「HIDDEN NY」と、日本の誇る世界的スポーツブランド「ASICS」。これまで、ASICSのランニングモデル“GEL”シリーズにて数々の名作コラボを生み出してきた両者が、原宿で初となるフィジカルのポップアップを開催!
今回、我々オモハラリアル編集部は、未だ見ぬコラボモデル「GEL-KINETIC 2.0」が世界先行公開のメディアプレビューへと潜入した。日本先行で販売される最新のコラボモデルとは!?ASICS、そしてHIDDEN NYが原宿の地で提示するものとは?気になることだらけで期待に胸膨らむ編集部の偏愛と主観を交えながら、その全貌をレポートしたい!
歩くことは創造だ!「GEL-KINETIC 2.0」世界先行公開!原宿SO1に出現した体験型ポップアップへ潜入
キャットストリート沿い、賑やかなポップアップが行われる「クレインズ6142」と「コーチ プレイ@キャットストリート」の間、静謐な空気が漂うギャラリーSO1が今回のポップアップの舞台だ。ポップアップを案内してくれるのは専任のツアーガイドさん。アトラクションみたいでワクワクする。
メディアプレビューだけじゃなく一般のお客さんもこのようなツアー形式でご案内するのだそう。
足を踏み入れると、そこにはトレッドミルで歩く人と、大きなディスプレイ。用意されたベンチに案内され言われるがままに座る。何が始まるんです?

最初に観るのは今回のポップアップのためのスペシャルなコンセプト映像。トレッドミルの動きとディスプレイは連動していて(しているように見せている?)、歩幅とリズムに合わせてピクセルの映像が展開されていく。

ズバリ、今回のテーマは“歩行”。歩くことは心と身体を整えることをコンセプトに、ASICSとHIDDEN NYは歩行のためのスニーカー「GEL-KINETIC 2.0」を生み出した!そしていよいよツアーが幕を開ける。

そして、次に案内してくれたのは2階の展示スペース。そこにはデジタルアートの先駆け的存在であるMichael Green(マイケル・グリーン)氏の作品が並ぶ。

飾られている作品は40年前にコンピューターを使ってピクセルで描いた(つまりドット絵)作品。ドット絵というと、ポリゴンチックな造形を想起させるかもしれないが、展示されているイラストの数々は異次元の精密さで有機的に描かれる。ひとつひとつ画面の点で描かれたとは思えない。

そんなマイケル氏が1986年に出版したイラスト集が『Zen and the Art of the Macintosh』。40年以上も復刻されず、HIDDEN NYが世界中を探したところ一冊だけ当時のものを発見。この度、彼らの手によって復刻を遂げ会場で販売されている。
実際に手に取ってみることも可能だ
さらにHIDDEN NYは、この本を巨大化してしまった。しかもちゃんとページがめくれるようになっている。

拡大されたことで、マイケル氏の精緻なアートをよりダイナミックに鑑賞できるというわけ。ただデカいというだけでユニークであり存在感が際立つ。
今回のポップアップの核であるコラボスニーカー「GEL-KINETIC 2.0」のインスピレーション源もマイケル・グリーン氏の意匠が組み込まれている。

象徴的なASICSラインがピクセルで表現されており、先駆的なデジタル表現、クリエイターへの敬意が込められた一足だ。2023年に発売され注目を集めた「GEL-NYC」のデザインでもデジタルグラフィックツールを彷彿とさせる目配せがあった。今回の「GEL-KINETIC 2.0」ではさらに、そのルーツまで遡って深掘り、機能的なアップデートを遂げている。
左:Hidden×ASICS GEL-NYC (2023) 右:Hidden×ASICS GEL-KINETIC 2.0 (2026)
本ポップアップ限定のカラーは、当時のヴィンテージPCが経年変化した色をカラーパレットに落とし込んだ特別な色。過去のアーカイブへの敬意と、近未来のストリートを予見させるフォルムだ。
Hidden×ASICS GEL-KINETIC 2.0 (LIMITED EDITION)
そしてツアーは3Fのクライマックスへ。SO1の最深部には何が待つのか?

そこにはマイケル氏の書斎がディテール細かく再現されていた。マニアックな知識とディテールを突き詰めるHIDDEN NYの為せる技。

当時のヴィンテージコンピューターが置かれ、実際にマウスを動かすことも可能だ。

周辺を取り囲むのは今回のコラボスニーカーとともに展開される限定アパレルカプセルコレクション「Zen」。

マイケル氏のアートワークとHIDDEN NYのクリエイティビティが融合したコレクションはTシャツやフーディをはじめ、キャップやバッグなどラインナップ!
コンピュータを単なるツールではなく、人間の創造性と探求の拡張として捉えたこの考え方が、空間やプロダクト全体に色濃く宿っていた。

デジタルとアナログが融け合い、「ZEN」を現代のストリートへと再翻訳した空間。ただそこを歩き、プロダクトや展示を眺めるという行為すらも、マインドフルネスな体験へと昇華されていくような感覚だ。

原宿のカルチャー史に目を向けると常に、既存の価値観をアップデートするカウンターカルチャーの震源地であった。今回のポップアップは、ただハイプな限定スニーカーを求める行列を生み出すためのものではない。情報があふれる時代だからこそ、「ZEN」に立ち返り、自己の“想像力”と“創造力”をアップデートするためのキーアイテムが「GEL-KINETIC 2.0」なのだ。
スタッフの着用するコートもカッコいい
ネット上、あるいは世界中の本棚に眠るカルチャーヒストリーの断片をキュレーションしアーカイブする。その審美眼こそHIDDEN NYの魅力。そして、機能美と快適性を追求してきたASICS。両者のフィロソフィーを結実させた「GEL-KINETIC 2.0」、そして「Zen」コレクションといったプロダクトが、体験とともにパッケージされたポップアップだった。
丁寧に背景を説明してくれたツアーガイドさんもありがとうございました
画面越しの情報だけでは決して伝わらない、マイケル氏のアートワークのいわば狂気的ともとれる圧倒的な描写。そしてプロダクトが放つオーラ。
今週末は神宮前SO1で、最先端のカルチャーが「HIDDEN NY」と「ASICS」によって「ZEN」とともに新たなページを開く瞬間を体感してほしい。

■ ASICS x HIDDEN NY ポップアップイベント
「ZEN AND THE ART OF MOVEMENT」
会期:2026年5月23日(土)・24日(日)
会場:SO1 GALLERY
住所: 東京都渋谷区神宮前6-14-15
開催時間:12:00-19:00
入場料: 無料
Text & Photo:Tomohisa Mochizuki
- マネージャー
- 望月トミー智久
tommy

























