深瀬が見つめた「東京」という街
写真家・深瀬昌久(ふかせまさひさ)の個人コレクションを元にした展覧会「深瀬昌久展」が、ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)内のギャラリー・SAIにて開催。期間は、2024年3月23日(土)〜4月14日(日)まで。
1960年初頭より活動を始め、1974年にはニューヨーク近代美術館で開催された「New Japanese Photography」への出展、細江英公、東松照明、森山大道ともに1985年〜1986年にかけて、オックスフォード近代美術館、フィラデルフィア美術館などを巡回した展覧会「BLACK SUN: THE EYES OF FOUR」など、60年代から90年代初頭にかけての日本写真史において最も重要な作家の1人と言える深瀬昌久。1992年に不慮の事故により作家活動は急遽中断を余儀なくされたが、2000年代以降に再評価の動きが高まり、世界中から様々な深瀬像が議論されている。
本展は、長年深瀬のアシスタントとして活動をされてきた写真家・瀬戸正人が監修。深瀬の代表作である《鴉》と共に、深瀬が見つめた70年代から80年代の東京という街に視点を置き展示を行う。また、展覧会初日には、瀬戸正人を招木、深瀬のアシスタントとして過ごした貴重な日々の記憶を語るトークイベントを開催。どなたでも参加可能できるので、ぜひこの貴重な機会をお見逃しなく。
1992年の事故以来、二度とカメラを手にすることないまま、この世を去ってしまった深瀬昌久。神宮前のギャラリーSAIで、彼が見つめてきた「東京の街」について、作品を通して紐解いてみよう。
■画像クレジット
1.Nayoro. 1977 printed in 1985. Gelatin silver print. 40.5 × 50.5 cm. Printed by Masato Seto
2.Erimo CAPE. 1976 printed in 1985. Gelatin silver print. 40.5 x 50.5 cm. Printed by Masato Seto
3.Sperma. October 1989. Silver halide photographic paper, Water-based pigment ink. 980 x 1375 mm.
■概要
深瀬昌久 展
開催期間:2024年3月23日(土)〜4月14日(日)
時間:11:00〜20:00
定休日:無休
場所:SAI
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F
※敬称略
Text:miwo tsuji
INFORMATION
写真家・深瀬昌久の展覧会がミヤシタパーク・SAIで開催 長年アシスタントを務めた瀬戸正人が監修
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK SOUTH 3F
- 電話
- 03-6712-5706
- 営業時間
- 11:00〜20:00
- 定休日
- 無休
- 開催期間
- 2024年3月23日(土)〜4月14日(日)