抽象化された、夢のような世界
スウェーデン出身の写真家、ヨーガン・アクセルバルが、最新写真集「And I reminisce」の出版を記念して、BOOKMARCにて写真展を開催中。2021年7月30日(金)~8月18日(水)まで。
ヨーガン・アクセルバル(Jörgen Axelvall)は、東京を拠点に活動するスウェーデン出身の写真家。ニューヨークで15年間滞在したのち、2011年日本に移住した。親密と孤独にまつわる彼の作品は、セレクトフォーカスやソフトフォーカスの効果を利用し、抽象化された夢のような世界を想起させる。その滲むような色、形はポラロイドのインスタントフィルムから生まれているという。そんなアクセルバルは、過去の記憶に思いを馳せるように1枚1枚、フィルムを剥がしていく(剥離式フィルム)。その剥がす速度がそのまま写真の色に影響を及ぼしていくのだ。
戻らない時間や記憶を、不可逆的な手法で唯一無二の1枚として表現した、アクセルバルの世界観。写真展はもちろん、初日である2021年7月30日(金)19:00からは、アクセルバル本人によるサイン会も開催され、8月6日(金)には、@marcjacobsjapan 公式インスタグラムにて、ギャラリートークが配信された。その不思議な質感と夏の夕闇にまどろむ、夢のような世界観を味わってみて。
■概要
Jörgen Axelvall “And I reminisce” 出版記念 写真展
・開催期間:2021年7月30日(金)~8月18日(水)
・時間:12:00-19:30
・サイン会:2021年7月30日(金) 19:00〜
・定休日:不定休
・場所:BOOKMARC
・住所:東京都渋谷区神宮前4-26-14
>>EDITOR’S VOICE
BOOKMARCから徒歩5分。表参道を挟んで、キャットストリートの入口に位置する「StandBy」では「JIL SANDER+」と「BIRKENSTOCK」のコラボコレクションのビルボードインスタレーションが8月24日(水)まで行われている。商品を購入することは出来ないが、ルーク・メイヤー&ルーシー・メイヤー夫妻による「JIL SANDER+」のコンセプトが表現されたビルボード広告の下で一息ついてみては。
※敬称略
Text:miwo tsuji
INFORMATION
スウェーデン出身の写真家、ヨーガン・アクセルバルの写真展が、BOOKMARCにて
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前4-26-14
- 営業時間
- 12:00-19:30
- 定休日
- 不定休
- 開催期間
- 2021年7月30日(金)~8月18日(水)